世界文化遺産三保松原での松葉ペレット(まつペレ)の取組み

1月6日の静岡新聞にて、世界文化遺産に登録された三保松原の松林保全をペレットを通して行う取組みが、大きく報道されました。松葉ペレットのプロデュースは三保松原フューチャーセンター

松葉ペレットの取り組みはNHKエコチャンネルでご覧いただけます。



三保松原での松葉ペレット(愛称まつペレ)の取組み

2013年、三保松原は富士山世界文化遺産の構成資産として登録されました。が、ユネスコから松林の保全について何らかの改善を求められています。

松林の保全には、枯れ落ち葉の除去が不可欠と言われています。松は肥沃な土壌を嫌う性質があるからです。かつて枯れ落ちた松葉は、優秀な焚き付け燃料として珍重されており、地域の方々が先を争って拾った歴史があります。時が移り、便利な化石燃料や電気が普及するにつれて、燃料としての松葉は忘れ去られ放置される結果となりました。松葉収集&処分には巨額の費用が掛かっているのが現実です。

 

松の枯れ落ち葉がペレットにならないか?そんな素朴な疑問を実行に移したところ、見事にペレットとなりました。これは日本初の実績となります。古より燃料として利用されてきた松葉を、形こそ変わるものの世界的に認知度が高いペレット燃料として利用し、地域のエネルギーとして新たな循環型の産業を興すことが出来たなら、これはまさに世界文化遺産にふさわしい取組みだと考えております。

 


地域の問題点をペレットで解決する

植物由来の資源であれば、大概はペレットに加工可能です。地域に余っていて且つ膨大な処分費が掛かっているようなものを、資源として利用することでマイナスをプラスに転換し、地域に新たな価値をもたらすことが出来ます。

 

処分費⇒燃料としての売上げ

代金が海外に流出する化石燃料⇒代金が地域を循環するペレット燃料

 

スタート時は小さなものであるかも知れませんが、地域からの視点で観ると3倍の経済効果があることがお判りいただけるかと思います。

 


まつペレのメディア掲載

2014年2月19日、三保松原に於ける松葉ペレット(通称まつぺれ)の取組みが、2014年SOHOしずおかビジネスプランコンテストにおいて、一般部門最優秀賞を受賞いたしました。


2014年2月20日

松葉ペレットの取組みが、静岡朝日テレビにて放映されました。


2014年9月19日

私達が取り組む、三保松原における松葉ペレットの取組みが、日経新聞に紹介されました。



2015年1月22日NHK静岡放送局にて松葉ペレット特集が放映されました。

2015年2月5日NHK全国報道にて同番組が放映されました。


2017年1月20日

松葉ペレットに対応できる小型ペレットボイラー体感会を行いました。

静岡市文化財課の方々にも視察いただきました。