ペレットストーブSSシリーズ燃焼の仕組み


さいかい産業製ペレットストーブSSシリーズは、燃焼効率85%を実現した、高効率のペレットストーブです。

ファンヒータータイプのSSシリーズは、温風による即効性のある暖房を行えます。

それに加え、燃焼室内に据えられた5枚の耐火煉瓦がフルに熱を蓄えると、強烈な輻射熱を室内に放出します。

温風と輻射熱によるW暖房がSSシリーズの圧倒的パワーの秘密です。

 


 左図は、ペレットストーブSSシリーズの断面図です。

室外から空気を取り入れ(濃い水色の部分)燃焼ポッドの下側から噴き出します。木質ペレットは木を凝縮した燃料ですので、空気で煽らないとスムーズに燃えません。

 

燃焼室内の熱い空気は、パイプを通って(濃い赤色の部分)室外に排気されます。その際、室内の空気とパイプを通して接触することで、熱交換を行います。温められた室内の空気は、温風として室内に送風されます。

 

このことから、ペレットストーブの燃焼室内は、外部のみと空気のやり取りをしていることがお判りいただけるかと思います。室内の空気は、室内のみの経路で循環しますので、燃焼室内のものが部屋に入ることは起こりません。(扉を開けた時は除きます)よって一酸化炭素中毒の心配はありませんし、焼けた匂いが室内にこもることもありません。

 


ペレットストーブの吸排気を行う配管は、写真のように2重構造です。内側が排気管、外側が吸気管となっております。1本の配管で吸気と排気が出来る秘密はここにあります。

内側を通る熱い排気は、外側の吸気口より入る冷たい空気で冷やされますので、吸排気管が危険な高温になることもないのです。

シンプルですが、非常に優れた仕組みと言えます。