薪ストーブとペレットストーブをライバル視されることがありますが、私はそうは思いません。両者には多くの共通点があります。また相違点というか特徴もあります。それらをご理解されたうえで、お客さまご自身が選択していただけたらと思いますし、私自身もそのような心構えで臨んでおります。

薪ストーブからの交換事例・暖炉の煙突を使った設置事例もございます。ご参考になさってください。

 


薪ストーブとペレットストーブの共通点

以下の点から、両者は本質的に同じものと言えます。

 

木を燃料として使う暖房器具

遠赤外線による陽だまりのような暖かさ

部屋の中で炎が観える

テクノロジーも取り入れて、現代の暮らしに適応している

 

あまり知られていないですが、薪ストーブは煙やススを減らすため、触媒を入れたり、燃焼室の形や気流を工夫したりという燃焼技術が使われています。

ペレットストーブは、完全燃焼を促すため、一定の水分量・一定の形状のペレットを用いて、エアーで煽って燃焼させます。 煙は順調に燃えていればほぼ出ません。

  


吸排気方法の違い(気流の得方の違い)

薪ストーブでは、煙突を高く立ち上げることで、強い上昇気流を得ます。室内の空気を吸い込んで薪を燃焼させ、煙突から排気をします。※この方式は高気密住宅には向かないので、別に吸気用の穴を開けて、外気とのやり取りを行うケースも増えています。

 

国産のペレットストーブの多くは、強制給排気方式(FF式)を採用しています。薪ストーブが、高い煙突で気流を得るのに対し、ペレットストーブはファンで強制的に気流を起こします。燃焼室内は外気のみとのやり取りとなります。 煙突は必要なく、吸排気管を通すだけの工事となります。この仕組みは、今風の高気密住宅には非常に向いております。

ペレットストーブ燃焼の仕組みをご覧ください。


燃料消費量(静岡県の場合)

薪ストーブユーザーさんによりますと、シーズンt単位の薪を消費するそうです。

ペレットストーブは、機種にもよりますが、頑張っても500kgのペレット消費です。

機種のカロリーにもよりますので、一概に判断できませんが、薪ストーブが予想以上に大量の薪を必要とすることに驚かされます。


薪ストーブからの交換事例

 

DK15は薪ストーブ既存の煙突と繋ぐことが可能です。

他機種も排気管の加工によって可能となる場合がございます。

 

当店までご相談ください。

 

既存暖炉の煙突に排気管を差し込むだけで、ペレットストーブの設置が完了します。

 

事前の調査が必要です。当店までご相談ください。


薪ストーブ・ペレットストーブ選択のポイント

薪ストーブの長所として

炎の迫力

暖房力

電力が要らない

 

ペレットストーブの長所として

煙突工事が無く、設置等がお手軽

ほぼ全ての住宅に後付け可能

煙がスタート時以外は出ない 

燃料の調達が比較的容易

 

私自身は、薪ストーブの方が炎の迫力・電気を使わないなどの点で優れていると思っています。

ただ実際に設置するとなると、煙突を通す場所や部屋の広さが必要ですので、新築時から薪ストーブ設置を前提に考えていかないと難しいと思います。(既存の住宅では厳しいケースが多い)

また膨大な量の燃料の調達を、設置前からシュミレーションする必要があると考えます。

時間と資金面のゆとりも必要です。

 

薪ストーブかペレットストーブかは、上記の3つの要件を考慮しながら、慎重に選んでいただきたいと思います。 他の暖房には無い身体の芯から温める力を持つことと、炎が好きという人間の本質を突いたアイテムであることに、違いはないですので。。

 

 

 

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