木質ペレットとは

 木質ペレットは、主に間伐材や製材加工時に発生する端材やおが粉から出来ています。特徴としては、チップなどより熱量に対する体積が小さいので、貯留、取り扱いが容易という優れた燃料です。また、木質ペレットはおが粉状のものを圧縮して成型しますが、その際一切接着剤は使用しません。それは、木材の構成要素の1つであるリグニンが、接着剤のような役割を果たすからです。そのため、ペレットの成分は木材と変わりません。ペレットは形状、水分量などが均質化しているため、安定した高温燃焼をします。そのため灰も煙も非常に少なく、また燃焼器具の自動コントロールも可能になります。現在、地域のエネルギーとして、ペレットストーブ・温水ボイラーなどでの利用が拡がっています。 


木質ペレットの意義

ひとつひとつは小さな木質ペレットですが、大きな可能性とパワーを秘めています。

  

・エネルギー自給率を改善する

我が国のエネルギー自給率は、わずか4%です。

建材として利用できないC材や製材クズなどを燃料として利用するのは、とても重要なことです。木質ペレットは、上記の特徴を有した優れた燃料と言えます。

 

・地域経済に優しい

石油等の化石燃料を利用しますと、お金は海外に流出していきます。経済の発展度合に対して、私達が豊かさを感じない原因の1つはここにあります。反面、地域材を用いた燃料の代金は地域で循環し続けますし、新たな雇用も創出します。

 

・地域環境に優しい

地域材の利用が進みますと、森林が整備され土砂災害などが激減するはずです。また健全な森林は、私達に綺麗な水と空気を供給してくれます。森や川が栄養豊かになり、私達にも生物にも農作物にも優しい環境が復活します。

 

・人に優しい

木の燃料は、人にも優しいです。ペレットストーブの炎は人に優しいやわらかな暖かさと、癒しをもたらしてくれます。

 

注)良いことづくめな木質ペレットですが、湿気にはタイヘン弱いです。ご注意ください。


木質ペレットの種類



木質ペレットは左の写真のように3種類に分けられます。

色の薄いものから反時計回りに



  •  ホワイトペレット
    丸太の皮をむいた部分だけを使用。ホワイトという名 称のとおり、ほかのペレットと比較し て白いのが特徴。  

  • 全木ペレット
    丸太のすべてを材料として利用。木の皮まで入れるため外見は茶色。

  • バーグペレット
    丸太の皮の部分だけでつくられたもので、濃い茶色に仕上がる。

 

それぞれの違いは

 

熱量 : (高い) ホワイトペレット>全木ペレット>バーグペレット (低い)

灰分 : (少い) ホワイトペレット<全木ペレット<バーグペレット (多い)

 

現在国産の木質ペレットは、間伐材から生産される「全木ペレット」が主流です。

バークペレットは、燃焼時に出る灰の量が多く、一般的ではありません。